AWS DEA-C01 対策 AppFlow vs Glue
Amazon AppFlowとAWS Glueのデータ統合サービスの違いを理解し、SaaS統合とETL処理要件に応じて適切なサービスを選択するための完全ガイド。実践的な問題を通じて使い分けのポイントを解説します。
この記事のポイント
- 1AppFlowとGlueの基本的な違いを理解する
- 2各データ統合サービスの適用場面と選択基準を把握する
- 3実践的な問題を通じて使い分けのポイントを理解する
目次
Amazon AppFlow vs AWS Glue
Amazon AppFlowとAWS Glueは、どちらもデータ統合を実現するAWSサービスですが、設計思想と適用場面が大きく異なります。
AppFlowはSaaS統合に特化し、Glueは包括的ETL処理を重視した設計となっています。
2つのデータ統合サービスの違い
AppFlowとGlueは、データ統合という同じ目的を持ちながら、対象データソース、開発方式、処理能力において重要な違いがあります。
Amazon AppFlow
AWS Glue
JDBC(Java Database Connectivity)は、Javaアプリケーションからデータベースにアクセスするための標準APIです。ODBC(Open Database Connectivity)は、プログラミング言語に依存しないデータベースアクセスの標準規格です。どちらも企業データベース(Oracle、SQL Server、PostgreSQL、MySQLなど)への接続に使用され、AWS Glueはこれらの標準プロトコルを通じて多様なデータベースシステムと連携できます。
AppFlowとGlueの選択は、データソース種類、変換処理の複雑さ、開発リソースを総合的に評価して決定する必要があります。
SaaS統合や運用負荷最小化を重視する場合はAppFlowを選択し、企業データベース統合や複雑なETL処理が必要な場合はGlueを選択します。
複数SaaSプラットフォームからのデータ統合では、事前構築コネクタによるSaaS統合、コーディング不要の設定、最小運用オーバーヘッドのためAmazon AppFlowが最適解となります。Shopify、Magento、WooCommerceなどの多様なプラットフォームから効率的にデータを収集できます。
企業データベースからの大規模データ統合では、JDBCコネクタによる標準化接続、データカタログ管理、複雑なスキーマ処理、複数チームでの接続情報共有のためAWS Glueが最適解となります。Oracle、SQL Server、DB2などの企業システムを効率的に統合できます。
実践問題で確認
前セクションで学んだ内容を、実践的な問題で確認してみましょう。ここでは、AppFlowとGlueの使い分けに関する理解を深めるための問題を3つのカテゴリに分けて解説します。
各問題では、データソース特性と要件を正しく分析し、最適解を導出する思考プロセスを体験できます。
AWS認定データエンジニア - アソシエイト
練習問題
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練習問題
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練習問題
まとめ
AWSデータ統合サービスの選択では、AppFlowとGlueの特性の違いを理解した適切な判断が成功の鍵となります。
事前構築SaaSコネクタ、
企業データベース統合、
データソース種類
これらの判断基準を理解し、データソース特性→処理複雑度→開発リソースの順で論理的に分析することで、適切なデータ統合サービス選択ができます。
理解度チェック
Shopify、SalesforceなどのSaaS統合の場合、どちらを選択すべきか?
Oracle、SQL ServerなどのJDBC接続が必要な場合、どちらを選択すべきか?
複雑なデータ変換・結合処理が必要な場合、どちらを選択すべきか?
開発リソースが限定的で運用負荷を最小化したい場合、どちらを選択すべきか?