AWS SCS-C02 対策 Cognito vs STS vs IAM Identity Center
AWS Cognito、STS、IAM Identity Centerの適用場面を徹底解析。エンタープライズ認証、アプリケーションユーザー認証、システム間認証の3つのカテゴリ別に使い分けのポイントを解説します。
この記事のポイント
- 1Cognito、STS、IAM Identity Centerの基本的な違いを理解する
- 23つのサービスの適用場面と選択基準を把握する
- 3資格試験の問題を通じて使い分けのポイントを理解する
目次
3つのサービスの特徴と適用領域
AWS認証サービスは利用者の種類に応じて最適なサービスが決まります。IAM Identity Centerは企業の従業員向けの統合認証に特化し、Cognitoはアプリケーションの顧客向け認証を提供し、STSはシステム間の一時的な認証を担います。
資格試験では「誰が」「何のために」認証を必要としているかを正確に判断することで、最適なサービスを瞬時に選択できます。
Amazon Cognito
AWS STS
AWS IAM Identity Center
資格試験での選択基準と判断フロー
AWS資格試験では、認証の要件を3つのカテゴリに分類して判断します。以下のフローチャートに従うことで、迷わず正解を選択できるようになります。
重要なポイントは、最初に利用者の種類を確認し、次に認証の目的を明確にすることです。
実践問題で確認
前セクションで学んだ判断基準を、AWS資格試験対策で確認してみましょう。3つの代表的なカテゴリ別に問題を解いて、各サービスの使い分けを実践的に理解します。
各問題では、判断フローに従って正解を導出する思考プロセスを体験できます。
AWS認定セキュリティ - 専門知識
練習問題
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練習問題
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まとめ
IAM Identity Centerは企業の従業員向けマルチアカウント統合認証に最適で、ディレクトリサービス統合と権限セットにより効率的な管理を実現します。
Amazon Cognitoはeコマースやモバイルアプリの外部顧客向け認証に特化し、ソーシャルログインとMFA機能を標準提供します。
AWS STSはシステム間の一時的なクロスアカウントアクセスに使用し、AssumeRoleによるセキュアな認証情報発行を担います。
資格試験では利用者の種類(従業員・顧客・システム)を最初に判断し、それに応じて適切なサービスを選択することが成功の鍵です。
理解度チェック
企業従業員・アプリ顧客・システム間認証の違いを理解できているか?
各サービスの主要機能と制限を把握しているか?
利用者種別から適切なサービス選択までのフローを理解しているか?
問題文の要件から瞬時に正解サービスを判断できるか?