AWSサービス比較2025/8/7
約15分
初級
4/10
AWSSAAC03CLFC02サービス比較

AWS SAA-C03 対策 RDS vs Aurora vs DynamoDB

Amazon RDS、Amazon Aurora、Amazon DynamoDBの違いを理解し、適切なデータベースサービスを選択するための完全ガイド。実践的な問題を通じて使い分けのポイントを解説します。

この記事のポイント

  • 1
    RDS、Aurora、DynamoDBの基本的な違いを理解する
  • 2
    各サービスの適用場面と選択基準を把握する
  • 3
    資格試験の問題を通じて使い分けのポイントを理解する

目次

3つのサービスの概要と根本的な違い

Amazon RDS、Amazon Aurora、Amazon DynamoDBは、それぞれ異なるデータモデルと用途最適化されたデータベースサービスです。

RDS従来型RDBMSのマネージドサービスで、MySQL、PostgreSQL、Oracle等の既存エンジンをそのまま利用できます。AuroraクラウドネイティブRDBMSで、MySQL/PostgreSQL互換でありながら最大5倍の性能を実現します。DynamoDBフルマネージドNoSQLで、ミリ秒レイテンシーと自動スケーリングを提供します。

資格試験では、データの特性とアプリケーション要件に応じて適切なサービスを選択する能力問われます。

Amazon RDS

データモデル
リレーショナル(SQL)
スケーラビリティ
垂直スケーリング
可用性
Multi-AZ(99.95%)
最大データサイズ
64TB(エンジン依存)
バックアップ
自動/手動スナップショット
料金モデル
インスタンス時間

Amazon Aurora

データモデル
リレーショナル(SQL)
スケーラビリティ
自動ストレージスケーリング
可用性
Multi-AZ(99.99%)
最大データサイズ
128TB
バックアップ
継続的バックアップ
料金モデル
インスタンス時間+I/O

Amazon DynamoDB

データモデル
NoSQL(Key-Value)
スケーラビリティ
水平スケーリング
可用性
Multi-AZ(99.999%)
最大データサイズ
無制限
バックアップ
ポイントインタイムリカバリ
料金モデル
読み書きキャパシティ

資格試験での選択基準と判断ポイント

AWS資格試験では、RDS、Aurora、DynamoDBの選択において、データの性質とアプリケーション要件に基づいた判断が求められます。

以下のフローチャートは、AWS資格試験で重要な判断基準を体系化したものです。各ステップで重要なキーワードを確認しながら、最適なデータベースサービスを選択できるようになります。

実践問題で確認

前セクションで学んだ判断基準を、AWS資格試験対策で確認してみましょう。ここでは、RDS、Aurora、DynamoDBの使い分けが問われる代表的な問題パターンを3つのカテゴリに分けて解説します。

各問題では、要件分析から最適解の導出まで、AWS資格試験で重要な思考プロセスを体験できます。

AWS認定クラウドプラクティショナー

練習問題

あるゲーム開発会社が、オンラインゲームのプレイヤープロファイル情報を格納するデータベースを設計しています。このデータベースは以下の要件を満たす必要があります: - 毎秒数百万件のプロファイル更新リクエストを処理 - 一貫した1桁ミリ秒のレスポンスタイム - 自動スケーリング機能 - スキーマの柔軟性 この要件を最もよく満たすAWSデータベースサービスはどれですか?

AWS認定クラウドプラクティショナー

練習問題

ある企業が、MySQL互換のリレーショナルデータベースを使用するWebアプリケーションをAWSに移行する計画を立てています。このデータベースは高可用性が求められ、DBエンジンのバージョンアップグレードや定期的なバックアップなどの運用タスクを最小限に抑えたいと考えています。また、読み取りトラフィックが多いため、読み取り専用レプリカによるスケーリングも必要です。 これらの要件を満たすのに最適なAWSサービスはどれですか?

AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト

練習問題

小売企業は、マイクロソフトの.NET Frameworkで開発された20年前のPOS(販売時点情報管理)システムをオンプレミスで運用しています。このシステムはWindowsサーバー上で動作し、バックエンドデータベースにMicrosoft SQL Serverを使用しています。開発リソースが限られているため、アプリケーションコードの変更を最小限に抑える必要があります。また、このシステムは小売店の日々の運営に不可欠であるため、高い可用性と信頼性も確保する必要があります。会社はAWSに移行しつつ、このレガシーアプリケーションの信頼性を向上させたいと考えています。どの戦略の組み合わせがこれらの要件を満たしますか?

まとめ

Amazon RDSは、既存のRDBMSアプリケーションの移行標準的なリレーショナルデータベース要件最適な選択肢で、MySQL、PostgreSQL、Oracle、SQL Serverなどの使い慣れたエンジンを利用できます。

Amazon Auroraは、>高性能・高可用性が求められるRDBMSワークロード最適で、MySQL/PostgreSQL互換でありながら商用DBに匹敵する性能とグローバル展開が可能です。

Amazon DynamoDBは、柔軟なスキーマとミリ秒レイテンシーが必要なNoSQLワークロード最適で、自動スケーリングと99.999%の可用性を提供します。

資格試験での選択基準は、データ構造(リレーショナル/NoSQL)→性能・可用性要件→既存システムとの互換性→グローバル展開の必要性順で判断することが重要です。

理解度チェック

RDS/AuroraとDynamoDBのデータモデルの違いは?

RDSと比較したAuroraの主な利点は?

DynamoDBが最適なユースケースは?

要件に基づいて適切なデータベースサービスを選択できるか?

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