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AWS実践
約10分
中級
6/10
2025年9月18日

AWS DEA-C01 対策 S3からRedshiftへの効率的な一括ロード

Amazon Redshiftのパフォーマンスを最大化するための、S3からの効率的な一括データロード方法を解説。COPYコマンドのベストプラクティス、ファイル分割、圧縮のテクニックを実践問題で習得します。

この記事のポイント

  • 1
    RedshiftのCOPYコマンドの重要性と役割を理解する
  • 2
    S3からのデータロードを高速化するためのベストプラクティスを習得する
  • 3
    実践的なシナリオを通じて、ロードパフォーマンスの問題を解決する能力を養う

目次

S3からRedshiftへのデータロード

Amazon Redshiftは、超並列処理(MPP)アーキテクチャを採用したデータウェアハウスサービスです。そのパフォーマンスを最大限に引き出すには、特にデータロードのプロセスを最適化することが極めて重要です。

Amazon S3に保存された大量のデータをRedshiftにロードする最も効率的な方法は、COPYコマンドを使用することです。このコマンドは、Redshiftの全ノードが並列でS3からデータを読み込むように設計されており、正しく使うことでロード時間を劇的に短縮できます。

ベストプラクティス

複数ファイルのロードでは、単一のCOPYコマンドを使用することで、RedshiftのMPPアーキテクチャを最大限に活用できます。

ベストプラクティス

S3からの転送を高速化するため、データはGZIP、ZSTD、BZIP2などの形式で事前に圧縮してアップロードします。

判断基準

最適なパフォーマンスを得るには、ファイルサイズを圧縮後1MB〜1GBに分割し、ファイル数をクラスターのスライス数の倍数にします。

実践問題で確認

これらのベストプラクティスが、実際のシナリオでどのように問われるかを問題で確認しましょう。

AWS認定データエンジニア - アソシエイト

練習問題

ある小売企業はデータウェアハウス環境を最適化しており、毎日数千の小売取引データファイルをAmazon S3からAmazon Redshiftクラスターに一括ロードする必要があります。データエンジニアリングチームは、パフォーマンスを最大化するために最も効果的な方法を探しています。Amazon Redshiftに複数のファイルを単一テーブルにロードする場合、最もパフォーマンスが高い方法はどれですか?

AWS認定データエンジニア - アソシエイト

練習問題

ある金融サービス企業が、Amazon S3からAmazon Redshiftクラスターにデータを取り込むための新しいETLパイプラインを構築しています。クラスターは8ノードで構成され、各ノードに2つのスライスがあります。1日あたり約500GBのデータ(複数の圧縮ファイルに分割)をロードする必要があり、最高のパフォーマンスとスループットを実現したいと考えています。 このバッチ取り込みプロセスを最適化するために実装すべき設定は何ですか?(2つ選択してください)

まとめ

S3からRedshiftへの効率的な一括ロードの鍵は、RedshiftのMPPアーキテクチャをいかに最大限に活用するかにかかっています。COPYコマンドの挙動を理解し、データを適切に準備することが不可欠です。

複数のファイルでも、必ず単一のCOPYコマンドで実行します。これにより、Redshiftはロード処理を自動的に並列化します。

データを圧縮し、クラスターのスライス数の倍数になるようにファイルを分割します。これにより、各ノードに負荷が均等に分散され、スループットが最大化されます。

理解度チェック

なぜ複数のファイルに対して単一のCOPYコマンドを使うべきか?

ロードするファイルの理想的な数とサイズはどのように決まるか?

データを圧縮してロードするメリットは何か?

他の問題も解いてみませんか?

tsumikiでは、AWS認定試験の合格に必要な知識を体系的に学習できます。実践的な問題を通じて、AWSスキルを身につけましょう。