AWS ANS-C01 対策 Route 53 DNSログ機能 Query Logging vs Resolver Logging
Route 53 Query LoggingとResolver Loggingの使い分けと実装方法を解説。グローバルDNS環境でのクエリ記録、異常検出、セキュリティ監視、マルチアカウント対応を実践問題で理解します。
この記事のポイント
- 1Route 53 Query LoggingとResolverログの使い分けと実装方法を理解する
- 2DNSクエリ監視とセキュリティインシデント分析の手法を把握する
- 3マルチアカウント環境でのDNSログ管理と異常検出パターンを習得する
目次
Route 53 Query Logging vs Resolver Logging
Route 53 Query LoggingとResolver Loggingは、グローバルDNS環境での包括的な監視とセキュリティ分析を実現する重要な機能群です。
Query LoggingとResolver Loggingの2つの機能により、パブリックDNSクエリとVPC内DNSクエリの両方を記録し、異常検出やコンプライアンス要件に対応できます。
Route 53 Query Logging
Route 53 Resolver Logging
機能選択の判断基準: Query Loggingはインターネット向けサービスのパブリックDNSクエリを記録し、Resolver LoggingはVPC内およびハイブリッド環境のプライベートDNSクエリを記録します。両機能を併用することで、包括的なDNS監視環境を構築できます。
Route 53 DNSログはJSON形式で出力され、クエリタイプ、レスポンスコード、クライアントIP、タイムスタンプ等の詳細情報を含みます。この構造化データにより、CloudWatch InsightsやAthenaでの高度なクエリ分析が可能となり、複雑なDNSパターンの発見や異常検出の精度向上を実現できます。
実践問題で確認
ここまで学んだRoute 53 DNSログ機能を、実践的な問題で確認しましょう。各問題は企業環境での実際のDNS監視要件に基づいており、適切な機能選択と実装パターンの理解を深めます。
AWS認定高度なネットワーキング - 専門知識
練習問題
AWS認定高度なネットワーキング - 専門知識
練習問題
AWS認定高度なネットワーキング - 専門知識
練習問題
まとめ
Route 53 DNSログ機能は、グローバルDNS環境の包括的監視とセキュリティインシデント対応において不可欠な機能です。Query LoggingとResolver Loggingの適切な使い分けにより、パブリック・プライベート両方のDNS環境で効果的な監視体制を構築できます。
Query Loggingで
CloudWatch Insightsと
これらのDNSログ機能により、グローバルサービスの可用性向上とセキュリティ脅威の早期発見を両立し、企業のデジタル基盤の信頼性を大幅に向上させることができます。適切な機能選択と効率的な実装パターンが成功の重要な要素となります。
理解度チェック
Query LoggingとResolver Loggingの対象範囲と使い分けを正しく説明できるか?